英検1級合格後の目標【目的別】挑戦すべきおすすめの英語資格30選!

英検1級合格後の資格アイキャッチ画像英検1級

この記事は英検1級に合格したけど、

  • 英語学習のモチベーションを維持できない方
  • 理想の英語レベルに達していない方
  • 次の目標に迷っている方

におすすめの英語関連の資格や試験を目的別に解説します。

そもそも英語関連の資格を取ることのメリットとはなんでしょう? まずは、英検1級合格後も英語資格を取得する7つのメリットを確認しましょう。

  1. 英語学習を続けるモチベーションを保ちやすい
  2. 目標が明確になり、英語を学習する動機が生まれます。

  3. 効率的に英語力をUPでき、世界で通用する資格を取得できるチャンスがある
  4. 資格には受験日という期限があります。資格勉強は集中して英語力をアップさせ、新たな資格を取得できるチャンスです。

  5. 英語力を証明できる
  6. 客観的にあなたの英語レベルを伝えることができます。資格の種類によっては、自分の専門や得意分野を伝えることもできます。

  7. 就職や転職で有利
  8. 今や英語スキルは必須です。ご自身の実務経験に加え、英語力が高いことはアピール材料となります。

  9. キャリアアップに役立つ
  10. 昇進や昇格時、社費留学制度を利用したい時などに役立ちます。

  11. 学業に役立つ
  12. 留学や進路の幅が広がります。また大学入学時に英語の試験が免除されたり、単位認定されることもあります。

  13. 自己肯定感が上がる
  14. 成長を実感でき、自信を高めることができます。

英語の資格学習するメリットを理解できたところで、具体的な資格と試験を順に解説していきます。

まずは、受験費別に比較した英語資格 · 試験を確認しましょう。その上であなたが興味のある項目の英語資格 · 試験を確認してください。次の目標を決めることが、英語力をアップするための一番のコツです。

英語資格と試験を受験料で比較

英語関連の資格はどれも受験料が大きく異なります。資格勉強というと、テキスト代などはもちろんのこと、テスト自体の「テスト費用」も気になりますよね。

そこで、それぞれの資格を大まかに受験料で比較してみました。英検の次にチャレンジする資格を選ぶ参考にしてみてください。

費用試験
$$$$$$USCPA, JTA公認 翻訳専門職資格試験, GCSE, A-levels
$$$$$GMAT, GRE, ケンブリッジ英語検定, TOEFL, IELTS
$$$$TEP TEST, ACT, 技術英検, 文芸通訳検定
$$$国連英検特A, SAT, 全国通訳案内士, JTFほんやく検定, TOBIS, 知的財産翻訳検定, TOEIC SW
$$日商ビジネス英語検定, GTEC, TOEIC S, GCAS, Linguaskill Business, TQE, ビジネス英語翻訳士
$CASEC, 英単語検定, 英語発音テスト

$マークが多いほど、試験費用が高くなります。比較ができたところで、目的別の英語資格・試験をご紹介します。

英検1級合格後におすすめの英語資格2選

英検1級合格後、特におすすめする英語資格を2つご紹介します。

  • TOEIC Speaking & Writing Tests (TOEIC SW、TOEIC S & W)
  • TOEIC Speaking Test
英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 英語学習に熱が入らない
  • 特に取りたい英語資格はないけど英語力は維持したい
  • 仕事で英語をもっと話せるように、もっと書けるようにしたい

おすすめの理由

  1. 試験実施回数も多く、受験料を抑えながら英語力を維持 · 向上できる
  2. TOEIC SW または TOEIC Speakingは他の資格に比べると受験料が抑えられています。

  3. 英語のアウトプット力を更に向上できる
  4. 英検で培った「書く」や「話す」といったアウトプットする力を伸ばすと、自分の意見をスムーズに伝えることができコミュニケーション能力も上がります。

  5. 英語をアウトプットする機会を作れる
  6. 「書く」や「話す」はどちらも意識的に継続的に練習することが欠かせません。なぜならばアウトプット力は伸びにくく、落ちやすい力だからです。とは言っても、全ての方が学校や仕事で英語にたくさん使用できる環境ではないと考えます。そこでTOEIC SW または TOEIC Speaking を受験し、アウトプットする機会を作ることをおすすめします。

  7. 英語のアウトプット力を証明できる
  8. 知名度が高くなってきており、英語のアウトプット力を証明できます。

  9. 全国通訳案内士試験の外国語 (英語) の筆記試験が免除
  10. 後に詳しく解説する、全国通訳案内士試験の筆記試験 (英語) がTOEIC Speaking 160点以上またはTOEIC Writing 170点以上で免除になります。

それでは詳しく、一つひとつのテストの内容をみていきましょう。

TOEIC Speaking & Writing Tests (TOEIC SW、TOEIC S & W)

試験内容:スピーキング · ライティング
特徴:国際的なビジネスシーンを想定した問題、パソコンとヘッドセットを使用
試験日:毎月1回 (日曜の午前と午後に1回ずつ)
受験料:10,450円(税込み)
スコア:スピーキング200点満点 · ライティング200点満点
試験時間:スピーキング約20分 · ライティング約60分

TOEIC Speaking Test

試験内容:スピーキング
特徴:約20分間でスピーキング力を測定できる、TOEIC SWのスピーキングテストと同じ構成
試験日:毎月1回(日曜日の午前・午後に1回ずつ)
受験料:6,930円(税込み)
スコア:スピーキング200点満点
試験時間:約20分

英検1級合格後にもっと英語力を伸ばしたい方におすすめの英語試験6選

次は英検1級合格後、総合的な英語力を伸ばしたい方におすすめの英語試験をご紹介します。

  • GRE (Graduate Record Examination)
  • GMAT (Graduate Management Admission Test)
  • SAT (Scholastic Assessment Test)
  • ACT (American College Test)
  • GCSE (General Certificate of Secondary Education)
  • A-levels (Advanced level qualifications)
英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 英語のネイティブスピーカーが受ける試験を学習して力をつけたい
  • もっと総合的な英語力をアップさせたい
  • 学生時代に学んだことを英語で学び直したい

おすすめの理由

  1. 資格英語では身につかないネイティブレベルの語彙、フレーズをたくさん学べる
  2. 義務教育レベルの科目別の単語に触れることができるチャンス
  3. 読解力、語彙力や速読力がアップし、総合的な英語力アップが期待できる

一つひとつ詳しくみていきましょう。

GRE (Graduate Record Examination)

米国ETSが実施。主にアメリカやカナダの大学院に入学するためのテスト。一般常識を問うGeneralテストと専門知識を問うSubjectテストにわかれます。大体の方はGeneralテストのみを受けます。

試験内容:Generalテストは次の通り。

  • Analytical Writing (分析ライティング)
  • Verbal Reasoning (英語言語能力)
  • Quantitative Reasoning (数学的能力)

特徴:論理的思考能力、読解力、分析力など大学院で必要な力を測るテスト。正答率によって問題が変化。パソコンで受験。
試験日:祝日を除く毎日
受験料:US $205
スコア:Verbal 130 - 170、Quantitative 130 - 170、Writing 0 - 6.0
試験時間:約4時間半

GMAT (Graduate Management Admission Test)

GMACが実施。ビジネススクールに入学するためのテスト。

試験内容:

  • Analytical Writing Assessment (分析ライティング)
  • Integrated Reasoning (統合推論)
  • Quantitative Reasoning (数学的能力)
  • Verbal Reasoning (英語言語能力)

特徴:論理的思考能力、読解力、分析力などを測るテスト。パソコンで受験。
試験日:毎月
受験料:US $250
スコア:総合200 - 800点
試験時間:約3時間

SAT (Scholastic Assessment Test)

College Boardが実施。主にアメリカの高校生が大学受験の際に受けるテスト。日本で言う大学入学共通テストの様なイメージ。アメリカの大学に入学したい場合、SATのスコアが求められます。

試験内容:SAT Reasoning TestとSAT Subject Testsの2つがある。一般的なのはSAT Reasoning Test。 SAT Subject Testsは科目別テスト。SAT Reasoning Testは次の3つから構成。オプション選択受験だったEssay (記述式) は2021年6月より廃止されました。

  • Reading (マークシート方式)
  • Writing & Language (マークシート方式)
  • Mathematics (マークシートと書き込み)

特徴:読解力や論理的な思考が求められる。数学は電卓使用可能と不可の問題がある。
試験日:年6回程度
受験料:US $55 + non U.S. regional fee $53
スコア:総合 400 - 1,600 点
試験時間:3時間

ACT (American College Test)

ACTが実施。

試験内容:English、Reading、Mathematics、Science (全てマークシート方式) とオプションでWriting (記述式) 受験可能。
特徴:アメリカの大学進学希望者のための共通テスト。数学で電卓の使用が可能。SATに比べ問題数が多い。Scienceはデータやグラフを読み取る分析力が問われる。
試験日:年3回
受験料:US $60 (ライティングなし)、US $85 (ライティングあり)
スコア:総合 1 - 36 (各36点満点の採点方式)、Writingは2 - 12点採点。
試験時間:2時間55分 + ライティング40分

次はテスト自体を受けなくても、ネイティブが義務教育で勉強することを学習してみたい方におすすめの試験を2つご紹介します。今回は主にイギリスの中高生が勉強するテストを解説します。

GCSE (General Certificate of Secondary Education)

試験内容:大学進学時に受ける学力テスト。必須科目と選択科目にわかれる。合計7から12科目を受ける。

必須科目は次の通り。

  • English · English Literature
  • Maths
  • Science

選択科目は次のカテゴリーから選択。

  • Arts
  • Design and Technology
  • Humanities
  • Modern foreign language

特徴:主にイギリスで採用されている義務教育終了時に受けるテスト
試験日:5月 · 6月 ブリティッシュ· カウンシルに申し込み
受験料:30,000円から
スコア:Grade 9 (最高レベル) – Grade 1のグレード評価
Grade 1 以下はU (Ungraded)評価。
旧評価方法のアルファベット評価 (A* や A – G評価) からGrade評価に変更。

試験時間:科目により異なる

A -levels (Advanced level qualifications)

試験内容:科目別テスト。2年間でAS とA2 の2つのカリキュラムを終わらせる。大体3 · 4科目を受験
特徴:主にイギリスで採用されている大学進学時に受けるテスト。大学1年生が学ぶような専門性が高い内容のテスト
試験日:日本国内ではブリティッシュ・カウンシルに申し込み
受験料:ブリティッシュ· カウンシルに問い合わせ
スコア:A*(最高レベル)、A - E 判定
試験時間:カリキュラムは2年間

発音や単語を極めたい方向けの英語資格2選

英検1級合格後、語彙力や発音・アクセントの能力を伸ばしたい方におすすめの英語資格を2つご紹介します。

  • 英単語検定
  • EPT 英語発音テスト
    英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 語彙力をさらに高めたい
  • 正しい発音 · アクセントを身につけたい
  • 他の人に発音の仕方を教えたい

英単語検定

英検1級で培った語彙力をさらに高めたい方におすすめ。一般財団法人日本英会話協会が実施。

試験内容:英単語力のみを測るテスト。マークシート方式
特徴:全100問。7レベル(5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級)
試験日:年2回
受験料:

検定級受験料(税込み)
1級5,400円
準1級 4,900円
2級4,900円
準2級4,500円
3級4,500円
4級3,900円
5級3,900円

スコア:正解率80%以上で合格
試験時間:35分

EPT 英語発音テスト

一般社団法人国際英語発音協会が実施。EPT英語発音テストで90点以上を取得すると「英語発音指導士」認定コースに参加できます。

試験内容:150文字程度の英文の音読
特徴:発音 · リズム · イントネーションなどわかりやすく発話されているか測定。会場またはオンラインで受験可能。試験スコアとフィードバックコメントがついた認定証がもらえる。

試験日:会場は年3回、オンラインは随時
受験料:


種類受験料(税込み)
一般評価4,950円
詳細評価9,900円
express 一般評価6,050円
express 詳細評価12,100円

expressは通常の約半分の速さで結果公開。

スコア:100点満点の採点方式
試験時間:約5分 

ビジネスに生かせる英語資格と試験6選

次はビジネスに生かせる英語資格 · 試験を6つご紹介します。

  • 国際連合公用語英語検定試験 (国連英検)
  • 日商ビジネス英語検定
  • Linguaskill Business (リンガスキル ビジネス)
  • GCAS (ジーキャス)
  • CASEC
  • TEP TEST
    英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • ビジネスで役立つ英語スキルを学びたい
  • ビジネスで役立つ英語のライティング力 · スピーキング力を伸ばしたい

一つひとつ確認していきましょう。

国際連合公用語英語検定試験 (国連英検)

英検1級合格者は国際英検の最高レベルの特A級を目指す方が多いです。

試験内容:級による異なる(リーディング · リスニング · ライティング · スピーキング)
特A級はリーディング · ライティング · スピーキングのみ。
特徴:E級 - 特A級の6級別。国連の理念がコンセプトの試験。時事問題や世界情勢が出題。総合的な国際コミュニケーションスキルが求められる。
試験日:年2回
受験料:特A級12,500円
スコア:特A級は筆記100点満点 (内ライティング20点満点)
試験時間:特A級は筆記120分 (一次試験)と面接15分 (二次試験)

日商ビジネス英語検定

日商 (商工会議所) の公的資格。特に貿易事務に興味がある方におすすめ。

試験内容: 
1級:記述式中心
「ビジネス英文書作成」 「長文読解」 「国際取引実務」の分野から各1問ずつ出題。
2 · 3級:択一式 · 記述式
特徴:1級から3級の3級別。特にライティング力を重視。ビジネス文章の作成から貿易や国際マーケティングについての知識が必要。オンライン受験。
試験日:2級と3級は会場毎に異なる。1級は年2回。
受験料:


検定級受験料(税込み)
1級7,330円
2級5,240円
3級4,200円

スコア:100点満点 (70点以上で合格)
試験時間:1級 90分 · 2級 40分 · 3級 30分

Linguaskill Business

ケンブリッジ大学英語検定機構のBulatsテストは2019年末でサービスが終了し、Linguaskill Businessに移行されました。

試験内容:リーディング · リスニング · ライティング · スピーキング
特徴:リーディングとリスニングは受験者の正答により出題が変化。CEFR (語学の国際標準規格) に基づいた評価。50カ国の企業と団体で活用されている。ビジネスシーンで求められるコミュニケーションスキルを測定。48時間以内に結果公開。パソコンとヘッドセットを使用。
試験日:年に5、6回程度
受験料:


検定級受験料(税込み)
リーディング &リスニングテスト2,900円
スピーキングテスト6,900円
ライティングテスト3,900円

テスト併用受験で割引あり。
スコア:CEFRレベルとCambridge English Scaleで評価
試験時間:リーディングとリスニングは最大90分 (平均60分)
スピーキングは約15 - 20分
ライティングは45分

GCAS (Global Communication Assessment for business)

ケンブリッジ大学英語検定機構と英検が開発した実践的なスピーキングテスト。基本、企業や団体での申し込み。

試験内容:スピーキング
特徴:CEFR (語学の国際標準規格) に基づいた評価。プレゼンテーションなどビジネスシーンで求められるコミュニケーションスキルを測定。対面式のスピーキングテスト。Score Reportで詳細な評価がわかる。
試験日:応募企業 · 団体の都合に合わせて
受験料:6,900円 (税込み) + 面接官の交通費
スコア:CEFRレベルで評価
試験時間:約15分

CASEC

株式会社教育測定研究所が実施。テスト終了後にすぐ結果がわかる。

試験内容:リーディングとリスニング
特徴:受験者の正答により出題が変化。最短40分でテスト終了。オンライン受験。
試験日:いつでも
受験料:3,667円(税込み)
スコア:0 - 1000で判定
試験時間:40 - 50分

TEP TEST

正式名称は早稲田大学 - ミシガン大学 テクニカルライティング検定試験。日本テクニカルコミュニケーション協会 (JATEC) が実施。

試験内容:1級は筆記試験と面接。2、3、4級は筆記試験のみ。
特徴:全て記述式。ビジネスシーンで求められるコミュニケーションスキルを測定。
試験日:5月中旬
受験料: 


検定級受験料(税込み)
1級17,700円
2級7,800円
3級4,500円
4級2,800円

団体割引あり

スコア: 


検定級合格点
1級 · 2級250点満点中175点以上
3級200点満点中140点以上
4級100点満点中60点以上

 
試験時間:


検定級時間
1級筆記120分 + 面接 10 - 13分
2級 100分
3級90分
4級50分

専門知識を身につけたい方におすすめの英語資格2選

次は専門的な知識を身につけたい方におすすめの英語資格を2つご紹介します。

  • USCPA
  • 技術英検
英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 英語学習しながら専門的な知識を身につけたい

USCPA (米国公認会計士)

日本国内で受験可能。受験資格は出願式の州により違う。学位要件と単位要件を満たすことが必要。

試験内容:四択問題 · シミュレーション問題 · 記述式問題
特徴:4科目 (FAR財務会計 · BEC企業経営環境 & 経営概念 · REG諸法規 · AUD監査および諸手続き) 合格が必要。1科目毎に受験が可能。パソコンを使用。USCPAになるには試験合格に加えライセンス (実務経験) の取得も必要。
試験日:受験者の都合に合わせて
受験料:


科目別受験料(税込み)
FARUS $226.15
BECUS $226.15
REGUS $226.15
AUDUS $226.15

日本で受験する場合、追加料金 US $371.55が必要。つまり、一科目US $597.7必要。
スコア:99点満点中75点以上で合格
試験時間:各科目4時間

技術英検

2020年度より「工業英検」は「技術英検」へと名称が変更。公益社団法人日本工業英語協会が実施。

試験内容:級により異なる。
技術英検プロフェッショナルは記述式。
1級 マークシート方式と記述式
2級 マークシート方式
3級 マークシート方式
特徴:科学技術の分野に特化。明確に、簡潔に、正確にテクニカルライティングできることが求められる。技術英検プロフェッショナルはスコアにより、プロフェッショナルと準プロフェッショナルにわけられる。

試験日:年3回 (プロフェッショナル は年2回)
受験料:


検定級受験料(税込み)
プロフェッショナル16,500円
1級6,400円
2級5,300円 団体割引あり
3級2,600円 団体割引あり

スコア:


検定級合格点
プロフェッショナル合計で75%以上の正解 (150点以上)
準プロフェッショナル合計で60%以上の正解 (120点以上)
1級合計で60%以上の正解 (120点以上)
2級合計で60%以上の正解 (120点以上)
3級合計で60%以上の正解(120点以上)

試験時間:


検定級時間
プロフェッショナル120分
1級80分
2級70分
3級60分

留学や学生さん向けの英語資格8選

次は留学を考えている方や学生さんにおすすめの英語資格を8つご紹介します。

  • ケンブリッジ英語検定
  • TOEFL iBT
  • IELTS
  • GTEC
  • ACT
  • SAT
  • GRE
  • GMAT
英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 海外留学を考えている
  • アカデミックで使われる英語に慣れたい
  • 世界で認定されている英語資格を受けたい

ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ大学英語検定機構が実施。CEFR (言語能力評価の国際指標)に対応。世界150カ国以上で実施。

試験内容:リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング
特徴:世界で最も知名度が高い英語資格。大学 · 企業 · 教育機関で認められている。次の5レベル8種類のテストがあります。

  1. C2 Proficiency (CPE) (最上位レベル)
  2. C1 Advanced (CAE)
  3. B2 First (FCE) または * B2 First for Schools
  4. B1 Preliminary (PET) または * B1 Preliminary for Schools
  5. A2 Key (KET) または * A2 Key for Schools

for Schools バージョンは中高生の経験&関心に対応したテスト。

さらにKETより下のレベル、ケンブリッジヤングラーナーズ (YLE)もあります。

  • A2 Flyers:YLE 区分の一つ
  • A1 Movers:YLE 区分の一つ
  • Pre A1 Starters:YLE 区分の一つ

試験日:受験レベル · 種類 · 受験会場により異なる
受験料:

種類受験料 (税込み)試験時間
C225,850円約4時間
C122,550円約3時間40分
B220,350円約3時間半
B112,100円約2時間17分
A29,900円約1間40分

スコア:A - Eの5段階で合否判定。(A · B · Cは合格、D ·Eは不合格)

TOEFL iBT

米国ETSが実施。主にアメリカに留学したい人向け。

試験内容:リーディング · リスニング · ライティング · スピーキング
特徴:主に大学 · 大学院で必要となる英語力を測定。大学入試や留学時に必要。パソコンで受験。会場か自宅受験を選択可能。
試験日:月3 - 6回、年間45回以上
受験料:US #245
スコア:0 - 120 (各セクション30点満点)
スピーキングとライティングのみ追加料金で再採点が可能。
試験時間:約3時間

IELTS

ブリティッシュ · カウンシル、IDP : IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が実施。

試験内容:リーディング · リスニング · ライティング · スピーキング
アカデミック · モジュールとジェネラル · トレーニング · モジュールの2つがある。
特徴:海外留学や海外移住時に活用。スピーキングテストは対面方式。パソコンかペーパー方式で受験。
試験日:月最大4回。会場により異なる。
受験料:ペーパー版は25,380円 (税込み)、パソコン版は26,400円 (税込み)
スコア:総合評価としての1.0 - 9.0 のバンドスコアと各セクションのバンドスコアがでる。追加料金で再採点が可能。
試験時間:ペーパーは2時間40分、パソコン2時間半

GTEC

ベネッセコーポレーションが実施。中高生用と大学生 · 社会人用にわかれる。中高生用は次の4タイプにわかれている。

  1. Core
  2. Basic
  3. Advanced
  4. CBT

基本、学校単位での申し込み。個人はCBTタイプのみ受験可能。

試験内容:リーディング · リスニング · ライティング · スピーキング
特徴:大学入試に活用できる。パソコンとヘッドセットを使用
試験日:年3回 (年間2回まで受験可能)
受験料:9,900円 (税込み)
スコア:1400点満点 (各350点満点)
試験時間:約175分

ACT, SAT, GRE, GMATに関しては、この記事の上記で解説しています。少し戻って読み返したい方は、ここをクリックしてください。

翻訳や通訳に関わりたい方向けの英語資格8選

翻訳や通訳を目指す方向けの資格を8つご紹介します。

  • 全国通訳案内士試験
  • JTA公認 翻訳専門職資格試験
  • JTFほんやく検定
  • 翻訳実務検定 TQE
  • ビジネス英語翻訳士 
  • ビジネス通訳検定 (TOBIS)
  • 文芸通訳検定
  • 知的財産翻訳検定
英検1級合格後のこんな方におすすめ

  • 翻訳や通訳の仕事に興味がある

全国通訳案内士試験

 
筆記試験の外国語は次の試験を持っていると免除されます。

  • 英検1級
  • TOEIC900点以上
  • TOEIC Speaking 160点以上
  • TOEIC Writing 170点以上

試験内容:筆記試験と口述試験。筆記試験は4科目 (外国語・日本地理・日本歴史・一般常識)
特徴:国家資格。日本の歴史、地理、産業、文化などの幅広い知識が必要。
試験日:筆記8月中旬、口述 (英語) 12月中旬
受験料:11,700円 (税込み)

スコア: 
外国語100点満点中70点
日本地理 · 日本歴史100点満点中70点
一般常識50点満点中30点
通訳案内の実務50点満点中30点
口述試験7割

試験時間:
「筆記試験」外国語120分
日本地理40分
日本歴史40分
一般常識20分
通訳案内の実務20分
口述試験10分

JTA公認 翻訳専門職資格試験

一般社団法人日本翻訳協会 (JTA)が実施。

試験内容:
次の4科目から構成。

  1. 翻訳文法技能試験
  2. 翻訳IT技能試験
  3. 翻訳マネジメント技能試験
  4. 翻訳専門技能試験 (JTA公認 出版翻訳能力検定試験 または JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験 の1分野の受験)

4科目全てに合格し、二次審査 (翻訳経験2年以上の実績審査)に合格すると認定されます。

特徴:オンライン受験。キャリアアップに役立つ。
試験日:年4回 (1科目~3科目)、4科目目は選択制のため実施日が変動
受験料:1科目目 5,500円
2科目目 11,000円
3科目目 13,500円
JTA公認 出版翻訳能力検定試験 7,700円
JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験 7,700円
(それぞれJTAメンバーの場合割引あり)

スコア:4科目のテストに全て合格 & 実績審査
試験時間:
翻訳文法技能試験 90分
翻訳IT技能試験 60分
翻訳マネジメント技能試験 30分
JTA公認 出版翻訳能力検定試験 3時間
JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験 2時間 

JTFほんやく検定

日本翻訳連盟 (JTF) が実施。

試験内容:基礎レベル (5級 · 4級) と実用レベルの2つにわかれる。英日翻訳と日英翻訳が出題。実務レベルは次の5分野から1つ選択。

  • 政経 · 社会
  • 科学技術
  • 金融 · 証券
  • 医学 · 薬学
  • 情報処理

特徴:1級 - 5級の級別。3級以上の合格者は翻訳士になれる。2級以上の合格者は翻訳者資格登録の申請が可能。キャリアアップに役立つ。オンライン受験
試験日:年2回
受験料:

種類受験料 (税込み)試験時間
実用レベル併願16,500円240分
実用レベル1科目11,000円120分
基礎レベル4級6,000円60分
基礎レベル5級5,500円60分

JTF会員、NIPTA会員は割引あり。

スコア:1 - 3級のグレード合格判定または不合格判定

翻訳実務検定 TQE

国内最大級の翻訳会社サン · フレアアカデミーが実施。

試験内容:英語は15分野 · 19科目から選択
特徴:オンライン受験。合格するとサン・フレアに登録可能。
試験日:年4回
受験料:9,900円
スコア:5級 - 1級のグレード判定。100点満点中70点以上で翻訳実務士に認定
試験時間:問題をダウンロード後48時間以内

ビジネス英語翻訳士検定試験

BESビジネス教育学会が実施。

試験内容:英日翻訳と日英翻訳
特徴:ビジネス英語翻訳士、ビジネス英語準翻訳士、ビジネス英語翻訳主任者の3レベル。自宅受験
試験日:年3回
受験料:

種類受験料(税込み)
翻訳士10,000円
準翻訳士7,000円
翻訳主任者5,000円

スコア:80%以上
試験時間:英日翻訳60分 · 日英翻訳60分

ビジネス通訳検定 (TOBIS)

特定非営利活動法人 通訳技能向上センターが実施。

試験内容:逐次通訳試験と同時通訳試験の2つ
逐次通訳試験は一般的な会話からビジネスシーンの会話の通訳。同時通訳試験はビジネスシーンを想定したスピーチの通訳

特徴:逐次通訳試験 (4級 - 2級)、同時通訳試験 (1級)
試験日:年2回
受験料:逐次通訳試験12,000円 · 同時通訳試験 15,000円
スコア:4級 - 1級のグレード判定
試験時間:逐次通訳試験 約60分 · 同時通訳試験 約30分

文芸通訳検定

文芸翻訳検定協会が実施。オンライン受験。

試験内容:文芸翻訳
特徴:1級 · 準1級 · 2 · 3 · 4 · 5級の6段階。準1級と1級合格者は「文芸翻訳家」認定。
試験日:年2回
受験料:

検定級受験料(税込み)試験時間
1級15,750円3日間
準1級10,500円1日間
2級8,400円120分
3級6,300円90分
4 · 5級4,200円60分

スコア:5級 - 2級の合否ラインは毎回変動。

知的財産翻訳検定

特定非営利活動法人 日本知的財産翻訳協会が実施。

試験内容:英日 · 日英翻訳。1級合格候補者は面接試験あり。1 · 2級は記述式。3級は記述 & 選択式問題。
特徴:1 - 3級の3級別。知的財産に関する翻訳能力を測る。Eメールを使用。
試験日:年2回
受験料:英語の場合は以下のとおり

検定級受験料(税込み)試験時間
1級15,000円6時間
2級10,000円3時間
3級5,000円2時間

スコア:合否判定

英検1級合格後の目標 【目的別】挑戦すべきおすすめの英語資格30選!のまとめ

今回は英検1級合格後の次の目標として、30個の英検以外の英語資格と試験をご紹介しました。

全30個は次の通りです。

  1. TOEIC Speaking & Writing Tests (TOEIC SW 、TOEIC S & W)
  2. TOEIC Speaking Test
  3. GRE (Graduate Record Examination)
  4. GMAT (Graduate Management Admission Test)
  5. SAT (Scholastic Assessment Test)
  6. ACT (American College Test)
  7. GCSE (General Certificate of Secondary Education)
  8. A-levels (Advanced level qualifications)
  9. 英単語検定
  10. EPT 英語発音テスト
  11. 国際連合公用語英語検定試験 (国連英検)
  12. 日商ビジネス英語検定
  13. Linguaskill Business (リンガスキル ビジネス)
  14. GCAS (ジーキャス)
  15. CASEC
  16. TEP TEST
  17. USCPA
  18. 技術英検
  19. ケンブリッジ英語検定
  20. TOEFL iBT
  21. IELTS
  22. GTEC
  23. 全国通訳案内士試験
  24. JTA公認 翻訳専門職資格試験
  25. JTFほんやく検定
  26. 翻訳実務検定 「TQE」
  27. ビジネス英語翻訳士
  28. ビジネス通訳検定 (TOBIS)
  29. 文芸通訳検定
  30. 知的財産翻訳検定

英検1級にギリギリ合格だった方も、余裕で合格できた方も、英語学習に終わりはないです。英検以外の資格取得を目指すことは、英語学習を続けるモチベーションを保ちつつ、あなたの理想とする英語力を身につけることができます。

継続的に英語のアウトプットができる資格や試験にチャレンジするだけでもOKです。試験の受験自体に消極的な方は、ネイティブが勉強するレベルに触れるという目標だけでもいいかもしれません。テストの具体例をあげると、SATやGREです。

ぜひ本記事を参考に、新たな英語資格の取得を目指してみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました