英検一級二次試験【落ちた人が面接でやりがちな失敗行動6選】を解説

英検1級の面接のアイキャッチ画像スピーキング対策

この記事では英検一級二次試験(面接)に一発合格した私が、

  • これだけはダメ! してはいけない二次対策法
  • 実際の面接中にやってはいけないこと5選

の2つを合わせた「してはいけない6選」を説明します。前回の面接でやらかしてしまった方も、一発で成功させたい方も、「やってはいけないこと」を知ることが、英検一級合格への近道です!

結論から言うと、

NGな二次対策法は、スピーチの丸暗記です。

面接時のNG行動5選はどれも、面接官とのコミュニケーションが消極的と印象を与える行動です。

合格するには、社会的な話題について

  • 伝えたいことをきちんと表現できる
  • どんな相手でも納得させながら会話できる

ことが求められています。

そのため、今から解説する面接時のNG行動5選はどれも、受け答えで気をつけるべき点をまとめました。

  • でも、英語でスピーチなんてできない···
  • 丸暗記しないと心配···
  • 上手くコミュニケーションをとれるか不安···

という方もいらっしゃると思います。

特に「スピーチ」と聞くと不安な方も多いですよね。私も英語をたくさんしゃべる環境下ではないので、二次試験は不安でいっぱいでした。

  • しかしスピーキングが苦手でも、丸暗記なしで合格できます

なぜならば、スラスラと話すことより、きちんとコミュニケーションを取ることが大事だからです。

スラスラと話せる人は満点を狙えるかもしれません。しかし、英検は満点を取らなくても合格できます。合格ラインを突破したら、みんな合格できます! そして合格ラインは、きちんと面接官とコミュニケーションをとれば超えることができます!

  • コミュニケーションをとるのが苦手な方も大丈夫です

ちょっとした意識で面接官に好印象を与えることができます。

この記事を読むメリット

丸暗記の対策法がダメな理由を知り、合格率を上げる
面接中に避けるべき行動5選を知り、合格率を上げる

二次試験の流れを知りたい方は、まずこの体験談を確認してみてください。

英検一級二次試験のおすすめしない対策は丸暗記

英検1級の面接対策用の参考書

やってはいけない対策法はスピーチ原稿の丸暗記です。

あなたは参考書に載っているのようなスピーチをしないと合格できないと考えていませんか? そのためにはたくさん原稿を書いて、丸暗記しないといけないと思っていませんか? 確かに、私も旺文社から出ている対策本を使用しましたが、練習中も本番も模範スピーチのような立派なスピーチはできませんでした。そして、丸暗記は一つもしていません。

丸暗記をおすすめしない理由は、大きく3つです。

  • 暗記したスピーチと完全一致のトピックは出ない
  • 暗記してきたスピーチはバレる
  • 質疑応答の時に対応できない

それぞれの理由を深掘りしていきましょう。

暗記したスピーチと完全一致のトピックは出ない

スピーチのトピックは社会問題全般 · 環境 · 経済 · テクノロジー · 芸術などさまざまです。割と答えが1つではない、抽象的なテーマを扱っている印象です。

  • 作り込んできたスピーチと全く同じトピックは出ないと考えましょう
  • たくさんスピーチを作って、たくさん覚えて突破できる試験ではないです

暗記してきたスピーチはバレる

スピーチの丸暗記がバレやすい理由は次の5つです。

  1. 棒読みになり気持ちが伝わりにくい
  2. 面接官と視線が合わなくなる
  3. 不自然な話し方になる
  4. ど忘れすると沈黙になる
  5. 面接官に好印象を与えられない

一字一句思い出すことが優先となり、面接官に向けて伝えている感がなくなってしまいます。そのため、自然なアイコンタクトができなくなります。

またど忘れした場合、パニックになりがちです。最悪、黙り込んでしまうかもしれません。後で詳しく説明しますが、沈黙はNGです。

質疑応答の時に対応できない

丸暗記では質疑応答のやり取りに対応できないです。なぜかというと、質疑応答ではスピーチを元に、細かい質問が聞かれるためです。

仮に丸暗記したスピーチで上手くスピーチができたとしても、その後出題される質問まで想定することは難しいです。そのため、想定外の質問を聞かれた時に答えられず、対応できなくなります。

スピーチでスラスラ話していた人が、急にしどろもどろになってしまっては、印象が良くないです。二次試験ではたどたどしくでも、きちんと考えながら自分の意見を伝えることが重視されています。

英検一級二次試験中にやってはいけないこと1: 無表情

面接官も人間です。面接室に入室してから退室するまで終始笑顔を心がけてください。特に緊張していると、なおさら無表情になりがちです。笑顔を意識するだけで、雰囲気がよくなります。

笑顔で入室、会話中も笑顔、笑顔で退室

英検一級二次試験中にやってはいけないこと2: 沈黙

沈黙は避けてください。面接官はスピーチ2分と質疑応答4分の短時間で採点します。沈黙した時間は、あなたのスピーキング力は測定されていません。

面接では以下の力を持っているか重視しています。

社会の諸問題について

自分の意見を持っているか、
伝えたいことをきちんと表現できるか、
どんな相手でも納得させながら話せるか

そのため、最後の1秒まで自分の意見を伝えることが重要です。「コミュニケーションをとろうとしていますよ」という雰囲気をつくりだしてください。

英検一級二次試験中にやってはいけないこと3: ちぐはぐな答え

質疑応答では聞かれた事に対してきちんと答えましょう。スピーチが上手く話せなかったとしても、質疑応答の時間で挽回できます!

繰り返しますが、英検に合格するためには、幅広い話題に対して自分の意見を発信する力と面接官とのコミュニケーション力が必要です。大事になってくることは、面接官の質問を正しく理解することです。

質疑応答で、さけるべき行動を具体的に確認していきます。

  • Yes ⁄ No の答えを聞かれたら、まずYes ⁄ Noを答える。そして理由を述べる。
  • 5W1Hの質問だったら、まず5W1Hの聞かれたことを答える。そして補足。
  • 質問の意図が理解できなかったら、聞き返す。そして意図をくみ取った上で答える。

英検一級二次試験中にやってはいけないこと4: 早口

ハキハキと大きな声で、ゆっくりしゃべることを意識してみてください。人は緊張すればするほど、早口になりがちです。

ゆっくり話すことで、緊張を抑えることができます。しかも、言いたいことを整理しながら話すこともできます。すると面接官に自分の言いたい事がきちんと伝わり、点数も上がります。

英検一級二次試験中にやってはいけないこと5: あきらめる

一級に合格できるのはあきらめなかった人です。面接では対策本に載っているような、完璧なスピーチを求められてはいません。質疑応答でも、完璧な答えを求められてはいません。

そのため、

  • スピーチのトピックは得意分野がなくてもあきらめない。トピックについて論点が瞬時に1つでも浮かんだものを選ぶ。
  • スピーチ中、言葉に詰まってしまいそうになっても口を動かし続ける。
  • 質疑応答では、質問の意味が分からなかったら、聞き返す。

質問を聞き返すことは問題ありません。あなたがコミュニケーションをとろうとしている姿勢をアピールしてください。

最後まであきらめずに、コミュニケーションをとり続けることがとても大切です。

英検一級二次試験【落ちた人が面接でやりがちな失敗行動6選】を解説のまとめ

今回の記事では、英検一級の二次試験 (面接) 対策でやってはいけない対策法と、面接中に避けたい行動5選を解説しました。

おすすめしない二次対策は、スピーチ原稿の丸暗記です。丸暗記では感情が伝わりにくく、ど忘れしたら余計にあせります。

面接時の避けたい行動は、面接官にコミュニケーションをとることに消極的と思わせる行動です。
具体的には次の5つの行動です。

  1. 無表情
  2. 沈黙
  3. ちぐはぐな答え
  4. 早口
  5. あきらめる

やってはいけないことを知れば、面接も怖くないです!
具体的な面接の対策法や、おすすめの対策本を知りたい方は別記事でご紹介していますので、ぜひ目を通してください。

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