英検1級に不合格だった人必見!今からできる合格に近づく対策7選!

英検1級に不合格だった人がやる対策のアイキャッチ画像対策全般

この記事は、英検1級に不合格だった人が見直すべき対策について解説しています。一次試験に何度も落ちて1級を諦めかけている人、二次試験の面接がボロボロだった人が今すぐ取り入れるべき対策法が満載です。準備して臨んだ試験で落ちるとショックですし、メンタルを立ち直すのも大変ですよね。この記事で紹介する対策法をぜひ試し、次で絶対に合格をつかみましょう!

この記事を読むメリット

  • 英検1級の一次試験に落ちた人が取り組むべき対策法がわかる
  • 二次試験の面接に落ちた人に足りないことがわかる

勉強法を少し変えるだけで、グッと1級合格に近づきます! それでは早速、対策法を順に確認していきます。

メンタルと集中力を管理する重要性を認識する

試験はメンタル勝負です。英検に合格するためには、英語力だけでなくメンタル面の対策もとても重要です!なぜならば、試験当日にいかにメンタルを保てるかが、合否に関わってくるためです。

合格している人は、精神面の管理もしっかり普段の学習から意識しています。一次試験は筆記試験100分、リスニングが35分と長丁場の試験です。二次試験も面接時間は約10分と短いですが、待ち時間が長くなることもあります。大切なことは、本番で実力を発揮するためにメンタルをコントロールすることです。

不合格になってしまう人からよく聞くのが、「わからない問題があって、メンタルを保てなかった」 「集中力が切れてしまった」です。落ちてしまった人は、メンタルの管理をないがしろにしてしまいがちです。

試験本番はみんな緊張します。これは仕方のないことです。私自身も緊張しまくりでした。しかし、緊張からあせってミスをしたり、問題が頭に入ってこなくなったりするのは避けたいですよね。そこでメンタルを養うための、おすすめの方法を下記にまとめます。

  • 過去問や模試を制限時間内で解く練習を積み重ねる
  • わからない問題に出会っても動じないことを意識する
  • メンタルや集中力は一夜づけできない。メンタルトレーニングは日々の学習で養う

過去問や模試を解いてメンタルトレーニング

過去問は、合格点に達しなくてもOKです。何度落ちても大丈夫です。そのくらいの軽い気持ちで、何度も過去問を解いてください。繰り返すことで、集中力を切らさないような解答順をつかめ、制限時間内に解くというプレッシャーや試験自体にも慣れ、メンタルを少しずつ鍛えることができます。本番で悔しい思いをしないためにも、実践的な問題はどんどん解いてください。

わからない問題に出会っても動じないメンタルをトレーニング

わからない問題に出会った時に、あせらないようにするのは難しいかもしれませんが、気持ちの切り替えを意識するだけで、少しずつメンタルが強くなっていきます。避けたいことは、不安やあせった気持ちに振り回されて、正解できる問題もミスをしてしまうことです。難しい問題や、わからない単語が出てくるのは当たり前と考えておくと、気持ちも楽になります。

メンタルトレーニングは一夜づけできないので日々の学習で養う

メンタルの乱れは集中力の低下につながります。乱れてしまう原因の一つに雑音があります。例えばわからない問題でつまずいている時に、周りのえんぴつ音が聞こえると余計にあせってしまうという方は多いです。本番中、ちょっとした物音が気になってしまう人は普段から少し、雑音がする環境で勉強してみるのもおすすめです。メンタルの状態が良ければ、集中力も続きます。

世の中の動きやアカデミックな内容に関心を持つ

合格しやすい人の特徴に、「国内外の情勢」や、「アカデミックな情報」に常にアンテナを張っていることがあげられます。

ご存の通り、四技能全てのセクションでアカデミックな内容と、社会性の高いテーマの問題が出ます。そのため、世界情勢 · 社会情勢 · 時事問題と言われるような「世の中の動き」に関心を持つことが、合格への近道です。背景知識があれば、読みやすくなり、書きやすくなり、聞いてもイメージしやすくなり、話しやすくなったりします。

落ちてしまう(落ち続けている)人は、

  • そもそも世の中で起きていることや、話題になっていることの知識が足りない
  • 時事問題の知識はあるが、試験用の対策としての対策が不十分

に大きく分けられます。

知識はあるのに上手く活用できていない人は、意外と英検用対策に知識を整理していないことがあります。それは、多角的な視点からその知識を考えることです。可能であれば、インプットの時点で「英語で」情報を得るように心がけると、ライティング時やスピーチをする時に役立ちます。

特に面接は、あらかじめ整理した知識を披露する場です。あの短い試験時間内に、その場で意見を思いつく受験生はなかなかいないと思います。詳しい対策法は下記で解説しています。急いでいる方はここをクリックしてください。

弱点のパートを対策する

一次試験は、パート毎に出題されやすい問題の傾向があります。合格するためには、パート毎の傾向を把握し、それぞれのパートで最低限の正解数を稼ぐことです。傾向がわかれば、対策ができるのが英検のイイところです。

いわゆる、「捨てるパート」を作ってしまうと、一次試験を突破するのが断然難しくなります。この点が、1級は他の級と大きく違います。落ちてしまう人は、得意なパートと苦手なパートの差が激しいのが特徴です。

でもリスニング難しいし· · ·、ライティングで稼げれば問題ない· · · と考えている人こそ、試験結果を見て、正答率が低いパートを把握してください。難易度は試験回によって違うので、足をひっぱっているパートをちょっとだけ頑張って重点的に対策をするだけでも、結果に大きく影響してきます!

特に満点合格を目指す人は別として、この記事を読んで下さっている人はギリギリでも合格したいと考えている人が大半だと思います。1級の一次は素点で、おおよそ7割正解できれば通過できると言われています。まずは、得意なパートと苦手なパートの差を小さくすることを意識してください。

リーディング · ライティング · リスニング、それぞれのセクション毎の傾向と対策を紹介した記事は別で解説しています。あなたの苦手なパートの記事からぜひ確認してみてください。

固定概念に縛られた勉強法をしない

固定概念の勉強法にこだわりすぎている人も不合格しがちです。例えば、あなたは王道と言われる、以下のような勉強法に固執していませんか?

  • 必ず旺文社の出る順パス単の単語帳をやらなければならない
  • リスニング力を上げるにはシャドーイングが一番
  • 面接はスピーチをたくさん覚えておいた方が有利 

もちろん上記の学習法を試してみても、続けてみてもOKです。ここでお伝えしたいのは、積み上げてきた勉強法で受からない時は、別の学習法を探ることで突破できる可能性もあると言うことです!事実、上記の勉強法をしなくても合格はできます。私自身、先述の対策をやらずに1級に合格できました。

あなたに合った単語帳で語彙力を上げるのが一番

単語帳を選ぶ時のポイントは、あなたが取り組みやすい単語帳を選ぶのが一番です。文字の大きさ、デザインなどのレイアウトから、暗記のしやすい工夫さ、アプリとの連動の有無など「ご自身の好みに合った単語帳を選ぶ」ことが、何回も取り組む意欲につながり、語彙力アップを目指せます。

1級の単語帳はいくつか販売されています。例えば、王道である旺文社のでる順パス単で勉強しなくても、他社の単語帳でも十分に語彙力を鍛えることはできます。

というのも、私も最初は王道の単語帳を使用していましたが、どうしても単語帳を開くことが億劫でした。そこで、他の単語帳で試したところ学習ペースをつかむことができ、語彙を順調に覚えていくことができました。

重要なことは、語彙力を上げることです。あなた自身が無理なく、学習し続けられる単語帳を選ぶことをおすすめします。大多数の合格者が使っていた単語帳に固執しなくてOKです。

私がおすすめする単語帳は「単語の覚え方」記事で暗記のコツと共に紹介しています。今使っている単語帳が合わないなと感じている人は、ぜひチェックしてみてください。

無理にシャドーイングをしなくていい

リスニング力を伸ばすにはシャドーイングが効果的!とよく聞きますよね。あなたもリスニング力を上げようと、聞こえてきた音声に続いて、一生懸命に口を動かしてきたかもしれません。しかし、本当にシャドーイングをすればリスニング力が上がるのでしょうか?やみくもに音だけをまねして、内容の理解が追いつかない状況になっていませんか?私もシャドーイングを試した時はそうでした。そこでおすすめのリスニング力を上げる対策は、以下の3つです。

  • 内容を理解するために、語彙力をまず高める
  • 聞かれやすい問題の形式を知る
  • 毎日1分でいいので、リスニング習慣をつける

実は、リスニングにも読解と同じように難しい単語が出てきます。それらの単語もきちんと聞き取ることは、内容の理解度に直結します!そのためには、地道ですが「語彙力を上げる」ことが有効です。

また、リスニング問題は聞かれやすい問題の形式と傾向があります!事前に聞かれやすい質問を知っておくことで、答えを探しにいく聞き方ができ、聞きもらしを減らすことができます。結果、正答率を上げることができます。パート毎に聞かれやすい問題を解説した別記事を用意しています。ぜひ、ご覧ください。

そして、リスニング力を伸ばすのに必要なことは、毎日1分で良いので英語に触れ、リスニング習慣をつけることです。「1分」で聞き終える、「無料」で、「良質な」音源を紹介した記事は別の記事で紹介しています。過去問以外の音声を紹介していますので、過去問以外の音声記事もぜひチェックしてください。

スピーチの暗唱は間違った面接対策

あなたはたくさんのスピーチを一字一句覚えてから面接を受けましたか?たくさんスピーチを覚えていた方が有利と考えていませんか?実は、面接はスピーチを覚えておかなくても合格できます。

面接で落ちてしまった人が陥りやすい考えが、もっとスピーチをたくさん覚えておけばよかった、です。確かに、二次の対策本に載っているスピーチを見ると、立派なスピーチをするには暗記意外に合格の方法がないように思えてしまいます。しかし、暗唱意外に落ち続ける人がやるべき対策があります。詳しい解説は後ほどにしています。すぐ読みたい人はこちらから。

語彙力は実践問題で定着を図る

単語帳で覚えた語彙は、実践的な問題でアウトプットし、記憶を強化していくことが必須です。本番と同じような問題を解くことで、知識の抜けがわかるメリットもあります。語彙力がないと悩んでいる人は、単語帳に載っている単語一つひとつを完璧に覚えるだけことだけに注力している傾向にあります。

語彙力を高めるには、アプリなどを使って本番形式で瞬時に意味が出てくるようにしていく、「記憶のアウトプット練習」が必要です。結局は、読んだり聞いたりした時に意味を思い出せないと正解できないので、過去問や問題集などを利用して、単語の意味を思い出す回数を増やしてください。

アプリで行いたい人向けに、無料で1級レベルの単語テストができるアプリとウェブサイトを紹介した別記事がございます。興味がある方はぜひチェックしてください。

英作文は内容にこだわりすぎない

英作文は得点源です。ライティングセクションで高得点を狙うために意識すべきことは、次のとおりです。

  • 文法ミスなし·スペルミスなし·論理的かを最重視する
  • 内容は深く考えない

この2点につきます。もちろん、内容もしっかりした英作文に仕上げてもOKです。しかし、内容以上に重視されているのが次の3つです。

  • スペルが合っているか
  • 文法に誤りはないか
  • 適切に接続詞などを使い、わかりやすい文章か

正しい表現で英文を書くことが合格に必要な対策です。また、本番は手書きです。手で書くことにも慣れておくことをおすすめします。特にスペルミスは、手書きの時に起こりやすくなりますので要注意です。

英作文が苦手、なかなか合格者平均点を上回る点数が出ないと悩んでいる人は、内容の良し悪しではなく、英文そのものを見直す必要があります。合格する人は、スペルがあやふやな単語を使わない、難しいフレーズは使わないなど、徹底して内容より英文そのものに気をつけています。

あなたは練習で書き上げた英作文を、校正してもらっていますか? 校正や添削サービスを受ける余裕がない!という人も、安心してください。無料サイトを使って、文法やスペリングチェックができるサイトがあります。校正サイトの詳細はこちらの、ライティングコツ得点を伸ばすためのサイト紹介記事で紹介しています。

反対に、面接は内容も重視されています。次に面接で落ちてしまう人がするべき対策を見ていきます。

英検1級の面接で落ちる人の特徴

面接で失敗した人は、圧倒的に「アウトプット練習が足りない」です。

面接で合格するためには、次の3点を意識してください。

  1. あらかじめ世の中で起きている社会問題の背景や、その解決案の知識を身につける
  2. すぐ知識が出てくるように、アウトプット練習をたくさんしておく
  3. どんなトピックを選んでも、知識と知識を組み合わせ、ストレートに伝える

要はたくさん基本的な社会的知識を身につけて、トピックに合わせ知識と知識を組み合わせ伝える練習を重ねることが必要です。

オンライン英会話を利用しなくても、スピーチ練習は1人でも可能です。まずはテーマに合わせ、知識が瞬時に思いつくまで、アウトプット練習を重ねてください。イメージは単語学習の時、単語の意味が瞬時にわかるまで反復する感じです。ただし、注意点としてスピーチを暗記することは避けてください。面接はスピーチを暗唱する場でないです。

例えば日本の人口減少のトピックが出てきたら、頭の中で社会と経済の面からみた以下のような課題がすぐ思いつくようにしておくと、面接でスムーズにスピーチが進みます。

  • 国内需要の低下による経済的な損失
  • 少子化の問題
  • 労働力不足
  • 社会保障費の増大
  • インフラや公共サービスの維持困難

これらの課題は面接ですぐ思いつくものではありません。事前に知識として学習しておくことが求められます。

他の面接中に避けるべき具体的な行動は別記事で紹介しています。詳しくはこちらの、二次試験でやってはいけない行動6選の記事で解説しています。一次試験免除の利用回数があと一回の人、面接の点数がボロボロの人、面接も一発合格したい人など、全ての受験生が確認しておきたい内容です。

英検1級に不合格だった人必見!今からできる合格に近づく対策7選!のまとめ

この記事では、英検1級に落ちた人が見直すべき対策についてまとめました。記事を読み終わったあなたが今すぐできる対策は、以下の通りです。

一次も二次もメンタル勝負です。わからない問題に直面してもあせったりせず、メンタルを保つことが重要です。日頃の学習で、気持ちをすぐ切り替える心を習慣づけてください。実力を発揮するためにも、メンタルと集中力を養うことは必須です。

世の中の動きやアカデミックな内容に関心を持ち、基本的な知識を増やすことが1級全般の対策になります。

得意なパートだけなく、苦手なパートにも取り組むことが大事です。各パートに出題傾向が必ずあります。最低限の点数を取るために、傾向を把握することから始めてみてください。

固定概念に縛られた勉強法をしない勇気を持つのも手です。例えば単語帳は、あなたが取り組みやすいと感じる単語帳を選ぶのが一番です。王道と言われる単語帳が、あなたに最適な対策本とは限りません。

覚えた語彙はアプリやサイトを使って記憶のアウトプットを繰り返してください。アプリ学習で語彙力の強化を図ります。

英作文は内容より、一文の質を高くしてください。対策はスペルをミスしない、文法を正しく使う、わかりやすい展開で書くことです。また手書きで書き慣れておくことも必要です。

面接に合格するためには、ある程度の事前の知識量とアウトプットの練習量が必要です。

対策し直せば、あなたも必ず1級に合格できます!

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