- 書き上げた英文のスペルや、文法が正しいか知りたい
- 添削サービスを受けなくてもライティングの質を上げたい
- 単語やフレーズの正しい使い方を知りたい
- 自然な言い回しにしたい
と英検のライティングで悩んでいませんか?
実は『無料』オンラインサイトを駆使することで、『自力で』ライティングの質を確認し、あなたのライティング力を伸ばすことができます!
誰かに添削をしてもらった方が点が伸びると言われますが、校正サービスを探したり、お金が掛かったりしますよね。今回ご紹介するサイトはどれも無料で、英検1級に合格した私が実際に使っていたおすすめサイトのみです。
- 英検のライティング時に役立つオンラインサイト15選がわかる
- 文法やスペルミスに気づける
- フレーズのパターンを増やせ、ライティングの質を高められる
- ライティングで合格点、高得点を狙える
英検のライティングを添削できる無料オンラインサイト
いざライティングをしてみても、本当に文法は正しいのか、スペルミスはないか、単語は適切なのかなど、心配になりますよね。そこでおすすめするのが、オンラインの無料添削サイトです。
- おすすめ無料添削サイト
- Ginger Software
- Grammarly
- Linguix
- ProWritingAid
- Virtual Writing Tutor
- Paper Rater
- Reverso Speller
- SpellCheckPlus
それぞれを機能別に比較してみました。
オンラインサービス名 | ブラウザ拡張機能 | 文字数制限 | 会員登録 |
---|---|---|---|
Ginger Software | ◯ | 週単位であり | × |
Grammarly | ◯ | なし | ◯ |
Linguix | ◯ | なし | ◯ |
ProWritingAid | ◯ | 500語 | ◯ |
Virtual Writing Tutor | × | なし | × |
Paper Rater | × | なし | × |
Reverso Speller | × | 450語 | × |
SpellCheckPlus | × | なし | × |
一つひとつ、確認していきます。
Ginger Software
画像の赤線枠に英文を入れ、Check textボタンを押すだけで、添削済みの文が表示されます。
- 画面に直接文章をコピペ、あるいは入力するだけでOK
- 日本語版もあり(日本語版だと、他のセンテンスに言い換える機能あり)
- 有料版はセンテンスを読んでくれる
- ファイルのアップロードはできない
- Chromeなどのブラウザ拡張機能あり
直感的に使えるので、私はサクッと一文チェックしたい時や、数行の英文を校正したい時に利用していました。
Grammarly
- 文章を直接コピペ、入力、あるいはWordファイルのアップロードもOK
- Language preferenceという機能で、アメリカ英語·イギリス英語·カナダ英語·オーストラリア英語を選択できる
- Chromeブラウザ拡張機能のほかにアプリ、パソコン用のプラグインあり
- 有料版は詳細な校正機能つき
有料版はさまざまな機能で校正してくれますが、英検レベルでは無料版で十分です。
Linguix
- 画面に直接文章をコピペあるいは、入力するだけでOK
- スペル、文法、句読点チェックがある
- 無料の会員登録が必要
- Chromeブラウザ拡張機能あり
シンプルでとても使いやすいツールです。
ProWritingAid
- 画面に直接文章をコピペあるいは、入力するだけでOK
- 無料の会員登録が必要
- 無料版は500 wordsまで
- Chromeブラウザ拡張機能あり
文字制限がありますが、1級でも240語まで書けばOKなため、無料版で十分です。
Virtual Writing Tutor
- 画面に直接文章をコピペあるいは、入力するだけでOK
- 文法チェック、句読点チェック、文字数カウントなど機能毎に確認できるボタンがある
- Target Structures という機能で望みの文法構造がテキスト内にあるかを確認できる
他のサイトにはない、望みの文法構造チェック機能があります。例えば、受動態を使っているのか確認したいときは、受動態と入力すれば、該当部位の有無をチェックできます。
Paper Rater
- 画面に直接文章をコピペ、あるいは入力するだけでOK
- ファイルのアップロードは有料版のみ可能
会員登録も、回数制限などもないため、気軽に利用できます。
Reverso Speller
- 画面に直接文章をコピペ、あるいは入力するだけでOK
- チェックボタンを押すと修正された文章が表示されるので便利
- スペルはアメリカあるいはイギリス式が選べる
- 無料版は450文字まで
- 翻訳機能がある
- 翻訳機能はアプリからも使用可能
文字制限がありますが、1級でも240語までです。そのため、無料版で十分です。
SpellCheckPlus
- 画面に直接文章をコピペ、あるいは入力するだけでOK
- スペルミスは赤文字、文法間違いは黄色ハイライトとわかりやすい
ソフトのダウンロードやアカウント作成もいらないので、すぐ利用できます。
ここまで8つの無料添削サービスを解説しました。実際にいくつかのサービスを利用してみて、あなたの使いやすいサイトを見つけてください。次は「文章そのものの読みやすさ」を分析してくれるサイトを2つご紹介します。
英文が自然な言い回しかを添削できる無料オンラインサイト
書いた英文の読みやすさをチェックできるサイトを2つ解説します。どちらのサイトも、スペルミスや文法添削もしてくれるので、安心です。
- Slick Write
- Hemingway Editor
Slick Write
文脈をチェックできるサイト一つ目は、Slick Writeです。
- 無料
- 基本的な校正機能あり
- グラフを使って視覚的にわかりやすく読みやすさを判定
- 一つひとつのセンテンス構造や各センテンスにどれくらい副詞が含まれているのかなど詳しい情報を分析
Hemingway Editor
文脈をチェックできるサイト二つ目は、Hemingway Editorです。
- 無料
- 基本的な校正機能あり
- 読みやすさを判定してくれる
- ここのセンテンスが長すぎ、ここは能動態の方がよいなどのアドバイスをもらえる
次は有料でもいいから良質な校正ツールを使いたいという方に、おすすめのサービスをご紹介します。
有料だけどおすすめの校正サービスはWordRake
Grammarlyなどの有料版もありますが、有料添削サービスの中でもおすすめなのが、WordRakeです。多くの法律事務所で導入されている、信頼あるサービスです。
- ダウンロード方式の校正ツール
- Microsoft WordとOutlookで使用可能
- ワンクリックで校正などをしてくれるので便利
- 主に弁護士や経営者が利用
- 7日間の無料お試しが可能
- 年額129米ドル
次は、英文にする段階で語彙の使い方や、言いたいことのフレーズが出てこなくて困っている方におすすめのサイトを解説します。
正しい語彙やフレーズを身につけられる無料サイト
いざ、英文を書こうと思っても···
- 「この語彙でいいのかな?」
- 「この表現は英語で何て言うの?」
- 「自分の英文わかりやすいかな?」
と悩みますよね。
特に、英語のライティングではさまざまな語彙フレーズを使うことが、推奨されています。英検のライティングでも、何度も同じフレーズや語彙を使ってライティングすることは、おすすめできません。
しかし、類語や文脈の意図にあった正しい語彙や、フレーズを身につけるのは大変ですよね。そこで、自然な言い方を確認でき、「この単語にはこの単語と一緒によく使用されるよ。」というコロケーションを簡単に見つけられるサイトをご紹介します。
- SkELL
- Ludwig
- Just The Word
一つひとつ、確認していきます。
SkELL
一つ目は、SkELLです。
- 品詞別のコロケーションがわかる(動詞と検索語や、形容詞と検索語など)
- 例文と関連語もわかる
- 全ての機能が無料
- 利用制限なし
- アカウント作成なし
例えば、surveyが示したと言いたいとします。示したと伝えた時はどのような語彙を使うのが自然なのでしょうか。検索ボックスにsurveyを入力すると、次のような結果が得られます。
赤線で囲ったところが、surveyを主語にした時に相性のよい動詞群です。結果、「find、show、reveal」などの動詞とよく一緒に使われることが、わかります。
さらに、surveyを他の単語に言い換えたい時は関連語ボタンをクリックすると、次のような視覚的にわかりやすい形で表示されます。「research、report、study」などに言い換えられることがわかりますね。
Ludwig
二つ目はLudwigです。
- 例文を検索するのにおすすめ(正しく書かれた、信頼できる文章のみ表示)
- コロケーションや類語もわかる
- VS. や[ ] を検索ボックスに入力すると、比較したい語彙同士や、フレーズ同士の検索ができる
- アスタリスク入力であいまいな表現の検索が可能
- アカウント登録なしの無料版は1日3回まで
- アカウント登録ありの無料版は1日6回、アプリも利用可能になる
- 有料版は回数制限なし
例えば、「調査をする」が「do survey」なのか「conduct survey」のどちらが、自然なフレーズなのかを知知りたい時は、[do conduct]surveyと検索すると、以下のような結果が得られます。
conduct survey が61%、do surveyが39%という結果が得られました。英文にする時はconductを使う方がベターです。
Just The Word
三つ目はJust The Wordです。
- 品詞別のコロケーションがわかる
- 各コロケーションが実際、どのくらい使われているかがわかる
- 例文も豊富
棒グラフでコロケーションの使用頻度がわかるので、一発で自然なフレーズが理解できます。例えば、「survey」と相性のいい動詞を知りたいとします。Surveyと検索すると次のような、頻度を示したグラフと一緒に一覧が表示されます。
また、「conduct survey」の言い換えも、グラフが表示され、視覚的にもわかりやすくなっています。
最後に、日本語の文章を丸ごと英語に翻訳してくれるサイトをご紹介します。
Google翻訳以外のおすすめする翻訳サイトはDeepL
Google翻訳は、英文にできない時に重宝しますよね。ここでは、Google以外の、日本語をそのまま英語にしてくれるおすすめのサイトを解説します。それが、DeepLです。
- 精度の高い翻訳を期待できる
- 画面に直接文章をコピペ、入力、ファイルのアップロードするだけでOK
- シンプルな作りで使いやすい
- WindowsとMac対応のアプリあり
- Chrome拡張機能あり
- 音声入力も可能(ただし誤認識あり)
- 無料版は月に3ファイルまで
使い方はとても簡単。Word形式あるいはPower Point形式のファイルをそのままサイトにアップロードするだけで、英文にしてくれます。無料版は翻訳できる量に制限がありますが、英検のライティング練習では無料版でOKです。
英検のライティング添削【無料あり】得点を伸ばすおすすめサイト15選のまとめ
今回は英検のライティング時に役立つサイトをご紹介しました。具体的には以下のとおりです。
無料校正サービスを利用したいときは、
- Ginger Software
- Grammarly
- Linguix
- ProWritingAid
- Virtual Writing Tutor
- Paper Rater
- Reverso Speller
- SpellCheckPlus
自然な文脈になっているかをチェックしたいときは、
- Slick Write
- Hemingway Editor
例文やコロケーションをチェックしたいときは、
- SkELL
- Ludwig
- Just The Word
日本語を丸々翻訳したいときは、
- DeepL
いろいろなサイトを駆使することで、ご自身の英文をより自然に、ネイティブレベルに近づけることができます。ぜひ活用し、点をアップさせてみてください。
英検1級のライティングがスラスラ書けるコツを知りたい方は、ぜひ別記事をご覧ください。